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2025.06.22

NEWS

「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果

 中村輪夢がXゲームズで初の金メダル。日本人選手たちが大活躍 

6月21日(土)「X Games Osaka 2025」が京セラドーム大阪でついに開幕しました。大会初日には6つの競技が実施され、バートおよびストリート種目では10代のスケーターたちが圧倒的な存在感を発揮。

 

BMXパーク種目では、世界トップレベルのライダーたちが迫力満点のパフォーマンスで観客を魅了しました。

 

日本人選手たちも大きな盛り上がりを見せ、中村輪夢貝原あさひ松岡樹ノ伊藤美優松本雪聖らが、日本のファンの前で見事な活躍を披露しました。

 

 女子スケートボード バート決勝 

「Go Skateboarding Day(国際スケートボードデー)」に開幕した「X Games Osaka 2025」。大会の口火を切ったのは日本初開催となった女子スケートボード バート種目。注目が集まったのは2大会連続で金メダルを獲得しているアリサ・トルーで、今回勝てばレティシア・ブフォーニが持つ、女子スケートボード最多金メダル(6個)に並ぶ大記録達成が期待されました。

 

アリサ・トルーは、地元・大阪出身の貝原あさひ松岡樹ノ、そしてオーストラリアのミア・クレッツァーとともに決勝へ進出しました。

 

2本目のランでアリサ・トルーは、アリウープ・フラットスピン540、ジュードーエア、ステイルフィッシュグラブ、バックサイド540、キックフリップ・インディグラブ、マドンナ、インディグラブ360、スイッチ・マックツイスト、フロントサイド・キャブ・ステイルフィッシュグラブ、ノーズグラインド・トゥ・フェイキー、ハーフキャブ・フロントノーズスライドといった多彩なトリックを披露。

 

86.77ポイントをマークし、金メダルを獲得しました。貝原あさひ松岡樹ノも表彰台に立ち、それぞれXゲームズで2つ目となるメダルを手にしました。

 

JH_W_Vert_20250621_8337-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 BMXパーク決勝 

京都出身の中村輪夢が、京セラドーム大阪で地元ファンを熱狂させる圧巻のライディングを披露し、BMXパーク種目で日本人として初の金メダルを獲得しました。

 

昨年の「X Games Chiba 2024」で2度目の銀メダルを獲得していた中村輪夢は、前回大会「X Games Ventura 2024」の優勝者であるアメリカのマーカス・クリストファーを抑えての快挙。BMXフラットランド以外のBMX種目において、日本人選手が金メダルを手にしたのはこれが初となります。

 

今回の決勝は、全メダリストが1本目のランで最高得点をマークするという、ハイレベルな展開となりました。

 

中村輪夢は、バックフリップ・バースピン・トゥ・バーバック、ダブルテールウィップ、ノーハンダー、ダブルダウンサイドウィップ、フレア・ノーハンダー、360ダブルダウンサイドテールウィップ、テールウィップキャッチ・テールウィップ(彼ならではの非常にオリジナリティあふれるトリック)、フレア・バースピン、720、540キャンキャン、バースピン・テールウィップなどを次々と完璧に決め、最後まで首位をキープしました。

 

銀メダルはアメリカのマーカス・クリストファーが獲得。銅メダルはフランスのアンソニー・ジャンジャンが手にし、自身初のXゲームズメダルとなりました。

 

JH_BMX_PARK_20250621_0377-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 女子スケートボード ストリート決勝 

実力派の日本人選手たちが多数出場する中、優勝を果たしたのは、オーストラリア出身の15歳、クロエ・コベル。決勝1本目のランで90.00ポイントを叩き出し、これがXゲームズ通算3個目の金メダルとなりました。

 

昨年の「X Games Chiba 2024」から続く快進撃は今大会でも健在で、その圧倒的な実力を再び証明する結果となりました。勝利を決定づけたのは、36フィート(約11メートル)にもおよぶ透明なプレキシグラス製ルーフセクションの上で披露したキックフリップ・マニュアル。この見事な一手に、観客からは大きな歓声が沸き起こりました。

 

伊藤美優は、昨年の「X Games Chiba 2024」に続き銀メダルを獲得し、安定した強さを発揮しました。13歳の松本雪聖は急遽出場が決まったものの、見事に表彰台に上がり、鮮烈なインパクトを残しました。

 

JH_W_SKATE_STREET_20250621_2447-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 男子スケートボード バート決勝 

10代の選手たちの活躍が際立った男子バート種目では、16歳のギー・クーリーJD・サンチェスが、それぞれ金メダルと銀メダルを獲得しました。ギー・クーリーにとって今回の金メダルは通算6個目。昨年の「X Games Chiba 2024」では2種目で金メダルを獲得しており、通算メダル数はこれで12個に達しました。

 

ギー・クーリーは1本目のランで、アリウープ540、キックフリップ・インディグラブ、900、フロントサイドエア、バリアル・キックフリップ、ボディバリアル・キックフリップ540、フロントサイド・ノーズグラインド、ステイルフィッシュ540、キックフリップ・インディグラブ540、キックフリップ・インディグラブ・トゥ・フェイキー、インディグラブ720など、数々の高難度トリックを次々と成功させました。

 

ハワイ出身のJD・サンチェスは銀メダルを獲得し、これが自身初のXゲームズメダルとなりました。トム・シャーは銅メダルを獲得し、見事表彰台に上がりました。

 

JH_M_VERT_20250621_4559-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 BMXパーク ベストトリック決勝 

最も注目を集めるライダーでありながら、「BMXパーク ベストトリック」ではこれまで1度しか優勝経験のなかったライアン・ウィリアムズ。しかし今回、ついにその流れを変える瞬間が訪れました。

 

前人未到のトリックを数多く成功させてきたライアン・ウィリアムズは、今回もフロントフリップ・フレア・テールウィップという超高難度の技を完璧に決め、見事金メダルを獲得。これでXゲームズ通算9個目の金メダル、メダル総数は11個に達しました。

 

一方、Xゲームズで通算15個のメダルを誇るローガン・マーティンは、「BMXパーク ベストトリック」種目では今回が初のメダル獲得。360フリップ・ダウンサイド・テールウィップ・トゥ・バースピンを成功させ、銀メダルを手にしました。

 

また、ケビン・ペラザは、ボックスジャンプを使ったフレア・テールウィップ・トゥ・フェイキーで銅メダルを獲得しました。

 

JH_BMX_PARK_BestTrick_20250621_5857-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 Moto X ベストトリック決勝 

2010年以降、Xゲームズの「Moto X ベストトリック」種目では、オーストラリア勢が圧倒的な強さを誇っており、これまでに授与されたメダル48個のうち、実に38個を獲得しています。今大会でも、その流れは変わることはありませんでした。

 

フロントフリップ対決となった今大会では、ロブ・アデルバーグが完成度の高いフロントフリップ・ロウドヴァを成功させ、自身9個目となるXゲームズ金メダルを獲得。

 

ベニー・リチャーズは「スペシャルフリップ(バイクから身体を離した状態でのバックフリップ・ボディバリアルに相当)」を見事に決め、初出場で銀メダルを獲得。

 

また、ジャクソン・ストロングは銅メダルを獲得。今大会では金メダルには届かなかったものの、「Moto Xベストトリック」種目における通算8個の金メダルという最多記録は、いまなお彼の手にあります。

 

JH_MOTOX_BESTTRICK_20250621_6907-750x500 「X Games Osaka 2025」大会1日目の競技結果
©︎ Jason Halayko / X Games

 

 競技結果 

Women’s Skateboard Vert
1. Arisa Trew (AUS)
2. Asahi Kaihara (JPN)
3. Juno Matsuoka (JPN)
4. Mia Kretzer (AUS)
5. Mizuho Hasegawa (JPN)
6. Lilly Stoephasius (GER)
7. Reese Nelson (CAN)
8. Raicca Ventura (BRA)

 

BMX Park
1. Rim Nakamura (JPN)
2. Marcus Christopher (USA)
3. Anthony Jeanjean (FRA)
4. Logan Martin (AUS)
5. Jose Torres (ARG)
6. Bryce Tryon (USA)
7. Daniel Sandoval (USA)
8. Kevin Peraza (MEX)

 

Women’s Skateboard Street
1. Chloe Covell (AUS)
2. Miyu Ito (JPN)
3. Ibuki Matsumoto (JPN)
4. Coco Yoshizawa (JPN)
5. Funa Nakayama (JPN)

 

Men’s Skateboard Vert
1. Gui Khury (BRA)
2. JD Sanchez (USA)
3. Tom Schaar (USA)
4. Soya Inomata (JPN)
5. Tate Carew (USA)
6. Ema Kawakami (JPN)
7. Elliot Sloan (USA)
8. Moto Shibata (JPN)

 

BMX Park Best Trick Final
1. Ryan Williams (AUS)
2. Logan Martin (AUS)
3. Kevin Peraza (MEX)
4. Daniel Sandoval (USA)
5. Mike Varga (CAN)
6. Jeremy Malott (USA)
7. Bryce Tryon (USA)
8. Anthony Jeanjean (FRA)

 

Moto X Best Trick Final
1. Rob Adelberg (AUS)
2. Benny Richards (AUS)
3. Jackson Strong (AUS)
4. Taka Higashino (JPN)
5. Genki Watanabe (JPN)

2025620日(金)21日(土)22日(日)

京セラドーム大阪

大阪府大阪市西区千代崎3丁目中2−1

一般のお問い合わせ

X Games Japan大会事務局(イープラス内)

050-3185-6449

受付時間:2025年2月10日(月)~ 6月22日(日)10:00~18:00